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AUDIO研究会・作品発表会 2017年~2018年


宮崎市立図書館レコードコンサート
イージー・リスニング・ジャズ特集の準備
2018年11月23日(金=勤労感謝の日)
     
     
晴天に恵まれた2018年11月23日(勤労感謝の日)、宮崎市立図書館レコードコンサート『イージー・リスニング・ジャズ』特集を実施しました。坂東会員の新作WE300Bシングルモノーラルパワーアンプ、加藤会員製作の45シングルステレオパワーアンプ、砂崎会員製作のの6CA7シングルステレオパワーアンプおよび砂崎会員のマランツタイプイコライザー採用のプリアンプ、それに、LUX社CL-35プリアンプ改造品とパワーアンプが3セット、プリアンプが2セット。水野会員のアルテックライントランスMODEL15335A、河津会員のUTC-LS-12を使ったMCトランス、山本和広会員のBL-91アナログプレーヤーとたくさんの機器が集まりました。
本番では下表の機器を使用して聴いて頂きました。

フォノカートリッジ フェーズテックP-1G 針貝会員
トーンアーム オルトフォンRMG309 横山会員
ターンテーブル ガラード401  愛好会所有
MCトランス UTC LS-12旧タイプ 鋳物ケース 河津会員
プリアンプ LUX CL-35プリアンプ 改造品 コンデンサなどWE製に取り換え 坂東会員
メインアンプ WE300B シングルモノーラルアンプ  坂東会員
スピーカー アルテックVOTT A7 (一部改造品)

レコードコンサートは坂東会員の解説で、ウェス・モンゴメリーの『ア・デイ・イン・ザ・ライフ』からMJQの『朝日のようにさわやかに』まで21曲聴いて頂きました。お客様は愛好会会員を合わせて70名以上となって会場はいっぱいになり、皆さん最後まで熱心に聴いておられました。また、終了後「真空管は今も作られているのか」、「真空管の値段は」などご質問をお受けしました。更に、昔ラジオで聞いたジャズの曲名を教えて欲しいとのご質問もあり、別途メールでお応えしました。

当日のプログラムはココにあります。

坂東会員の新作 WE300Bシングルパワーアンプ 入力トランス・インターステージトランスはカンノ製作所製。筑紫野市の日野様のご厚意で譲って頂きました。
 電源トランスはタンゴ  小さなチョークは前段(5814=12AU7)用
  右側のコンデンサはWE製 出力トランスはルンダールLL1664
ACインレット
RCA入力  音質劣化の原因となる入力ボリュームの採用を嫌ってスイッチ式にしてあります。
出力端子
ステンレスシャーシーを業者に注文したため、すっきりとまとまった外観になっています
アンプの下にはウエルフロート。 ウエルフロートはもともとはスピーカ用に開発されたものですが、アンプの下に敷いたときの効果が顕著で現在はアンプの下に敷くマニアの方も多いようです。敷いたときよりも、敷いた状態から外した時、にその変化の大きさに驚きます。
事前調整に使用
ウェス・モンゴメリー ア・デイ・イン・ザ・ライフ
ウェス・モンゴメリー ロードソングからスカボローフェア
エロール・ガーナー  ミスティ
6CA7シングルアンプ 既出のものですが、更に手を入れて音に磨きがかけられていました。ずっと聴き易い、優しい音になっていました。作りっぱなしではなく、音を育てていく楽しみも自作真空管アンプには有ります。(砂崎会員)
45シングルステレオパワーアンプ(加藤会員製作) 
5814(12AU7)-5687-インターステージトランス-45の構成  ドライブ段の5687は直線性が良く、低内部抵抗、大きなプレート損失の特徴を持った球です。大食漢でヒーター電力が多いのに驚かされますが、これが高音質の要因になっていると思われます。
エロール・ガーナー コンサート・バイ・ザ・シー
シェリー・マン マイ・フェア・レディ
クリフォード・ブラウン  時間が無くかけられませんでした またの機会に。
チャーリー・パーカー 時間が無くかけられませんでした またの機会に。
アルテックのライントランス 15K:15K  (水野会員)
CD用ライントランスとして、また、プリアンプとメインアンプの間に入れて簡単にアルテックサウンドを楽しめます。 音が甘くなるので好みに応じて使えばいいでしょう。
MCトランス 河津会員
MCトランス  UTCのLS-12旧型 
本来、入力トランスなので入力インピーダンスは50~500まで選べます。出力インピーダンスは120K
事前試聴に使った砂崎会員作のプリアンプ
前回、音が不本意だったとのことで、いろいろと音質改善策がなされていました。
本番に使用したLUX CL-35改  若干、中低域が膨らむ傾向にあるようです。
CL-35の裏面
アナログプレーヤー  リファレンスとして使用中のガラードとオルトフォン
マイクロ BL-91プレーヤー トーンアームはSME Series3 (山本会員)
重量のある砲金製プラッターをゴムベルトで回します。 ドッシリと落ち着いた静かな音。カートリッジはオルトフォンMC20 下に敷いたウエルフロートが効いてます。
デビッド・マシューズ  ビギン・ザ・ビギン
KENNY BURRELL/JIMMY SMITH BLUE BASH!
今回、スピーカーアルテックA7の下にもウエルフロートを敷きました。
準備完了
準備が終わり会員で試聴中
コンサートで使用したWE300Bシングルアンプ  300Bのクローズアップ
完実電気の再生産品2005年
こちらは 同じくWE300B 1951年製
たくさんのお客様においでいただきました。ありがとうございました。



読売新聞、宮崎日日新聞などで紹介された陶芸家 山本勘弥さんは私ども宮崎真空管アンプ愛好会の会員です。このたび、登り窯を再建されました。 
NHK NEWS WEB
宮崎日日新聞
「勘窯」陶芸家:山本勘弥オフィシャルサイト
モスラの子どもみたいですね
登り窯はもちろん、窯の上の建物まで全部山本さんの手作りだそうです。
場所は加江田渓谷の入り口です。陶芸教室もあります。

2018年10月28日
映画『さすらいのレコードコレクター』上映会
+クレデンザによるSPレコードコンサート
新富町総合交流センター『きらり』

好天に恵まれた2018年10月28日、新富町総合交流センター「きらり」で映画『さすらいのレコードコレクター~10セントの宝物』の上映会と併せて、蓄音機の最高峰『クレデンザ』によるSPレコードコンサートを行いました。『さすらいのレコードコレクター』は2003年、オーストラリアの映画、エドワード・ギラン監督作品です。米国メリーランドに暮らす最強のレコードコレクター、ジョー・ハザードを扱った映画で、とてもマニアックな映画であり、宮崎の映画館ではまず、かかることは無いとの思いから、宮崎真空管アンプ愛好会として、上映会を企画しました。また、映画の主人公、ジョー・ハザードがSPレコードコレクターであることから映画上映に合わせてSPレコードのコンサートを企画しました。電気を使わないアコースチック蓄音機の最高峰、『クレデンザ』でSPレコード、Home Sweet Homeから、センチメンタル・ジャーニーまで17曲を聴いて頂きました。
当日のプログラムはココにあります。
チラシ
映画のチラシ 表
映画のチラシ 裏
10月25日 事前作業とUMKテレビ宮崎様の取材
ビクトローラ・クレデンザ(中央)と両脇のスピーカーはSIEMENSオイロダイン
クレデンザのターンテーブル
クレデンザ 斜め前から
クレデンザにも偽物があるそうです。これは本物の証。銘板  製造番号は22162
UMKテレビ宮崎さまの取材の様子。
 10月28日 本番
新富町総合交流センー『きらり』 真新しい建物です。当日は秋晴れの良い天気でした。
玄関脇にポスターを掲示
本日のイベント にも小さなチラシを掲示
内部もきれいな建物です
UMKテレビ宮崎様の取材がありました。
小林市から糖会場までピアノ運送会社に依頼してクレデンザを運びました。
100年近く前(1926年製)の貴重な機械です。厳重に梱包してあります。
開梱して、
正常動作を確認中 
万一のクレデンザ不調に備えて小型の蓄音機、【イギリス製"HIS Master Voice" The Gramphone Company HMV-130】を予備として用意しましたが、クレデンザは正常に動作したため、出番は有りませんでした。
『さすらいのレコード・コレクター~10セントの宝物』上映開始
会場はいっぱいにになりました。
映画が終わって10分間の休憩の後、クレデンザによるSPレコードコンサートです。
電気を使わない蓄音機から思ったよりも大きな音が出て、皆さんビックリ。
映画『ビルマの竪琴』の中で、英国軍と日本軍が一緒に歌う『Home Sweet Home』から始めました。このアメリータ ガリ=クルチが歌う『Home Sweet Home = 埴生の宿』 はスタジオジブリのアニメ『火垂るの墓』の挿入歌として使われました。 戦時中、米英の曲は敵国音楽として禁止されましたが、この『埴生の宿』は禁止されなかったそうです。
一曲終わる度に、ゼンマイを巻いて、針を交換します。
当初予定していた16曲とリクエスト(ドリス・デイ『センチメンタル・ジャーニー』)で1曲、計17曲演奏しました。
皆さま、神経を集中して蓄音機の音に聞き入っておられました。
映画はとてもマニアックな内容でマイナーな映画でもあり、また、デジタル時代の現在お客様が集まるか心配していましはたが、予想に反して、たくさんのお客様においで頂きました。遠いところでは奈良県からのお客様もありました。広い会場がいっぱいになり、大盛況のうちに終わりました。ありがとうございました。
11月3日(土)
11月3日土曜日 UMKテレビ宮崎様 午後5時56分からの生放送U-dokiに出演しました。
テレビ宮崎本社前
クレデンザの運び込み 宮崎ピアノ運送の皆様 ありがとうございました。
約80Kg  4人で移動させます。
事前チェック
スタジオ内のモニター
マイクの調整
放送終了後 記念撮影   お世話になりました。
UMK様 U-doki オフィシャルサイト

市立図書館レコードコンサート
『松任谷由実と中島みゆき』特集の準備
2018年9月17日(敬老の日)


9月17日(月=敬老の日)は恒例となりました昭和の歌謡曲特集として日本の女性シンガーソングライターの2大巨頭、松任谷由実と中島みゆきの特集を実施しました。二人とも、現在も第一線で活躍中ですが、主として、昭和=アナログレコード時代の曲を聴いて頂きました。事前の機器調整では会員製作のメインアンプが3台、雑誌『管球王国』や『ラジオ技術誌』等で有名な是枝重治氏製作のアンプと合わせて計4台のメインアンプを試聴しました。
会員製作のアンプは①Eimac100THシングルモノラルアンプ×2(平野会員) ②6BM8シングルステレオアンプ(藤本会員) ③KT-88プシュプルステレオアンプ(安楽会員)です。
プリアンプは山口会員製作のCRイコライザータイプのものを使用しました。また、CDプレーヤーはスチューダーA730、ラインアンプには砂崎会員製作のものを使用しました。午後のコンサート本番では、平野会員新作のEimac100THシングルモノラルアンプを前半に使用、後半は是枝重治氏製作の7695シングルアンプ(中村会友提供)を使用しました。90名以上のお客様においで頂いて、会員と合わせて105名になり会場はいっぱいになりました。
二人の特集を一度に実施したために選曲に苦労しました。二人ともヒット曲が多くその上、1曲当たりの時間が所謂普通の歌謡曲と比べて長いために、予定時間の2時間ではそれぞれ12曲演奏するのがやっとでした。それで、選曲はポピュラーなものばかりになってしまい、コアなファンには物足りなかったかもしれません。
当日のプログラムはココ
   
柏原芳恵『春なのに』 LP 中島みゆき作詞・作曲   事前調整に使用
松田聖子『Seiko-Train』 呉田軽穂(松任谷由実)作品集  事前調整に使用
平野会員の新作Eimac100THカソードチョークドライブシングルモノーラルアンプです。やっと出来上がってまだ慣らし運転も不十分な状態でしたが、無理にお願いして出してもらいました。100THはヒーター電力だけで30ワット、プレート損失100ワットという扱い難い真空管ですが、上手くまとめられていました。大型真空管は見ているだけで楽しくなります。薄いグレーのケースに入ったものはルンダールのチョークです。
整流管はCV378 (GZ37)
初段はロクタル管7N7 ドライブ段は6L6GC
電球のように明るく光ります。
出力トランス(手前左側)はタンゴXE60-3.5SN 電源トランス(手前右側)はRコアトランス  整流用コンデンサーはフィルムコンデンサー 上部中央の黒いチョークは春日無線のチョークドライブ用。
『MJ無線と実験』誌に発表された柳沢正史氏の製作記事を参考にして製作。
コンサートでかけた松任谷由実のEP盤 『守ってあげたい』『埠頭を渡る風。』
中島みゆきのEP盤 事前調整に使用 
『横恋慕』 『あの娘』 『誘惑』 『りばいばる』
コンサートでかけたEPレコード 初期のものです。
『おもいで河』 『悪女』 『わかれうた』 『ひとり上手』
EP盤(シングルレコード)は回転数が45回転と、LPよりも速いため、高音が伸びていて、音にも勢い・張りがあります。ただ、軽いだけにぞんざいに扱われることが多く古いものはキズが付いているものが多いようです。今回のレコードコンサートでは音源が、LP・EP共に有るものはなるべくEP盤をかけるようにしました。
藤本会員の新作 6BM8超3結シングルステレオアンプ 
出力トランスはケース内に収納してあります。
USBメモリーに入れたデジタル音源で試聴しました。
 FET(2SK30A)入力、2SK30Aはオーディオ用に使い易いFETで初期の金田式DCアンプの入力差動部に多用されました。gmが低く真空管回路にもなじみやすいFETです。6BM8は3極5極複合管で超3結にはもつてこいの球です。出力は1.5ワット程度しかありませんが家庭で使うには十分な出力でしょう。試聴に使用したALTEC A7を朗々と鳴らしていました。低音もよくダンピングが効いていて、高域から低域まで端正にまとまつた音でした。
マーク・ゴールデンバーグ『鞄を持った男』 事前調整に使用
サントリーのCM 懐かしいですね。
ローラ・ボベスコ 『ヴァイオリン黄金時代のソナタ集』 事前調整に使用
シューベルト 『ビアノ五重奏曲 ます』 事前調整に使用
 ジェニファー・ウォーンズ『レナード・コーエンを歌う』 事前調整に使用
小野リサ 『JAPAO』   あの日に帰りたい  事前調整に使用
ネタニア・ダブラツ カントループ『オーベルニュの歌』 事前調整に使用
石川ひとみ『まちぶせ』  LP 荒井由実(松任谷由実)作詞・作曲 事前調整に使用
KT88プシュプルステレオアンプ 安楽会員製作 既出のモノですが、位相反転段をトランスに変更して改造しました。トランスによる位相反転は動作が安定していて、それが音にも現れているようで、ゆつたりと安心して聴いていられます。今回のレコードコンサートでは出番が有りませんでしたが日を改めて紹介したいと思います。
初段はWE396A
研ナオコ 『泣き笑い』 A面は中島みゆき 作詞・作曲 事前調整
大瀧詠一 『A LONG VACATION』
薬師丸ひろ子『花図鑑』から『花のささやき』
 (モーツァルトピアノ協奏曲#23 第2楽章)
若い女性の透明な歌声。 松任谷由実は「クリスタル・ボイス水晶のような硬質な透明感」と表現している。事前調整に使用しました。
是枝重治氏製作 7695シングルステレオアンプ 『管球王国』誌MY HANDICRAFT KSM57
出力管は7695 のUL接続  出力は4ワット
4ワットの出力ですが、ALTEC A7の高能率とも相まって、100人以上入った会場でなんら出力不足を感じることなく、 雄大な低音も楽々再生していました。
デジタル表示のバイアス
本機は、私ども真空管アンプ愛好会の会友 中村様から提供を受けてレコードコンサート後半の数曲をお客様に聴いて頂きました。  さすがに著名なアンプビルターの手によるもので、小出力で有りながら取り立てて言えるような欠点が無く、納得の音質でした。 あとは個人の好みによる好き・嫌いだけでしょう。
小林麻美『雨音はショパンの調べ』 松任谷由実:日本語歌詞  事前調整に使用
レコードコンサートで使用したLP 中島みゆき『予感』『おかえりなさい』
レコードコンサートで使用した 中島みゆき 『愛していると云ってくれ』 『私の声が聞こえますか』
『愛していると云ってくれ』は4枚目オリジナルアルバム 『わかれうた』『化粧』が入ってます。
『私の声が聞こえますか』は1作目オリジナルアルバム 『時代』アルバムバージョンが入ってます。
事前調整に使ったLP 松任谷由実
コンサートに使用したLP 松任谷由実 『MISSLIM』『ユーミンブランド』『COBALT HOUR』『ボイジャー』
コンサートに使用した松任谷由実『14番目の月』『ひこうき雲』
『ひこうき雲』は荒井由実のファーストアルバム 1973年11月20日リリース
『14番目の月』このアルバムから松任谷正隆プロデュースとなる。ベースにリーランド・スカラー(Leland Sklar)が参加している。このアルバムはリーランド・スカラーのベースを聴くためのアルバム。
中島みゆき LP 『ありがとう』 『はじめまして』
バンバン『いちご白書をもう一度』 荒井由実(松任谷由実)作詞・作曲 事前調整に使用
研ナオコ『中島みゆきを唄う』この人は上手いですねぇ
ラインアンプ 事前調整に使用 (砂崎会員)
スチューダー A-730
ガラード401 オルトフォントーンアーム フェーズメーションカートリッジ
UTC LS-12(旧タイプ)を使ったMCトランス
 ピンコードを忘れて接続することが出来ずに聴けませんでした。次の機会に聴いて頂きます。
コンサートで使用したプリアンプ(CRタイプイコライザー) 山口会員製作
4種のメインアンプとプリアンプ 6BM8シングルは机の下。
コンサート前半に使った100THシングルモノーラルアンプ(平野会員)(左側)と
7695シングルステレオアンプ KSM57 (是枝重治氏) (右側)
ALTEC A7   VOTT 改造品
機器調整完了
『さすらいのレコード・コレクター~10セントの宝物』映画ポスター
上映会は10月28日 (日曜日)です。
90名以上のお客様においで頂きました。
松任谷由実・中島みゆきの人気のほどが良くわかりました。定員80名の会場にお客様と愛好会会員、合わせて100名以上なり、会場はいっぱいになりました。、皆さん最後まで熱心に聴いてられました。ありがとうございました。
松任谷由実と中島みゆきの関連書籍 貸出しが出来ますご利用ください。
また、リクエストも受付中です。 カードに記入してください。

宮崎市立図書館レコードコンサート
『ボサノヴァとブラジル音楽』特集 2018.07.16


2018年7月16日(祝=海の日)、宮崎市立図書館でレコードコンサート『ボサノヴァとブラジル音楽』特集を実施しました。梅雨が明けて猛暑となった中、愛好会会員を含めて70名以上のお客様にご来場いただきました。ボサノヴァのみでなく、MPBやショーロ、サンバ・カンソンまでブラジル音楽を幅広く聴いて頂きました。
当日のプログラムはココ
MAYSA(マイーザ)  ジャズボーカルファンに一押し  サンバ・カンソンの女王
使用したアナログプレーヤー
事前調整に使用した
ダイアナ・パントン 『フェリシダージ~私が愛したブラジル』
アマンダ・ブレッカー『ブラジリアン・パッション』
アナ・カラン『BLUE BOSSA』
いずれもお薦めです。
LCRフォノイコライザー 既出のものですが、いろいろと音質改善がされています
事前試聴に使用した
ソフィーミルマン『Sophie Milman』1曲目 Aqua De Beber = おいしい水
小野リサ『DREAM』
アン・サリー『ヴォヤージュ』1曲目『小舟』 マイーザの『小舟』と比べてみてください。
CDプレーヤーはSTUDER A730
カエターノ・ベローゾ『Antologia 67-03』
『異国の香り~アメリカン・ソングス』
ルイス・ボンファ『BOSSA NOVA』

映画 Happy Together (邦題:ブェノスアイレス) Cucurrucucu Paloma/カエターノ・ベローゾ youtube
LCRフォノイコライザーの電源部  エナジー製のチョークコイルを外付け。これで音が変わるから、オーディオは難しくもあり、楽しくもある。
カエターノ・ベローゾ『BICHO』 1977年 
600オームアッテネーター CDに使用
事前試聴に使用 ブエナビスタ・ソシアルクラブ LP
ハイレゾ生録の音源も試聴しました。  加野景子さん(Vn)のファミリーコンサート

事前試聴に使ったフランク・シナトラ 『A Day In The Life Of A Fool=黒いオルフェ』
 Bossa Rio 1970年の大阪万博に来日しました。ボサノヴァ真っ盛りの頃ですね。
シナトラの黒いオルフェにはルイス・ボンファも参加しているのですが、ミキシングのせいか、ほとんど聞こえません。
ウエスタンエレクトリック#15Aリピーティングコイル(600:600)をCDトランスとして使用。リピーティングコイルはその名前の通り、アナログ電話中継用リピーター(レピーター=中継器)に使われていたものです。構成は有名なWE111Cと同じですが、ウエスタンは古ければ古いほど音が良いようです。この#15Aは100年以上前のモノです。このトランスに600オームのアッテネーターを接続して、メインアンプへ送り出し。CDなどデジタル特有のイヤな感じが和らぎます。
MJQ/ローリンド・アルメイダの『コラボレーション』とブラジル盤『Brazil's Super Hits』
ガル・コスタ   『Minha Voz Minha Vida』 
マリア・クレウーザ『甘い毒薬』
フォノイコライザープリの電源部 
事前試聴に利用した  アストラッド・ジルベルト
設定完了
エラ・フイッツジェラルド 『Sings The Antonio Carlos Jobin Song Book』
Altamiro Carrilho/Carlos Poyares 『Pixinguinha De Novo』
ワルター・ワンダレイ『Rain Forest』
イーディ・ゴーメ『Blame It The Bossa Nova』
渡辺貞夫『The Girl From Ipanema』
ルイス・ボンファ/デオダード『Black Orpheus』
オーディオファン必読?? 300Bや、ハイレゾや。
設定が終わって会員で試聴中 
ボサノヴァを米国に流行らせた
GETZ/GILBERTとJAZZ SAMBA GETZ/CHARLIE BYRD

たくさんのお客様においで頂きました。(74名)
ありがとうございました。
ナラ・レオン『私の初恋』
アストラッド・ジルベルト『The Shadow Of Your Smile』
現地の発音では(アストルージ・ジウベルト)と言うらしい。

第3回新富町追分分校レコードコンサート  2018.05.20
    
2018年5月20日、旧新富町立富田小学校追分分校で第3回レコードコンサートを実施しました。『昭和30年代の歌声』というテーマで昭和30年~35年までの曲26曲を演奏しました。4月30日に102歳で亡くなった作曲家、木下忠司さんの『喜びも悲しみも幾年月』から始めて、中村メイ子の『田舎のバス』や宮城まり子の『ガード下の靴磨き』などその時代を反映した曲をかけました。当日は午前10時から、るぴーモール虹ヶ丘商店街で『こゆ朝市』が開催され、それが終わってからレコードコンサートに来られたお客様もおられたようです。皆さん、懐かしそうに耳を傾けておられました。
ポスターです。
当日のプログラムはココ
分校前の金毘羅神社
案内看板
会場入り口
レコードプレーヤー  ティアックTN-400ターンテーブル (坂東会員)
トーンアームはSAEC WE506
カートリッジはオルトフォンの新製品 SPU ♯1E(楕円針)
超・超レアな本間千代子の『三百六十五夜』EP盤  休憩時間に使いました
キャンディーズ 『微笑がえし』EP盤 事前試聴に使いました。
ルンダールのトランスをケーシングしたMCステップアップトランス
オーディオテクネのトランスをケーシングしたMCステップアップトランス
おまじないのWESTERN ELECTRIC ラベル貼付
アン・バートンの『BLUE BURTON』 名盤です。
金子由香利の『再会』
PP5/400シングルモノーラルアンプ (安楽会員)
整流管はテレフンケンのCV593 (GZ32)
ルンダール(スウェーデン)のチョークコイル  チョークインプット的な使い方
初段のCV5112とルンダールのドライバートランス LL1671
高橋真梨子の『桃色吐息』
大塚博堂のCD
スピーカーは前回と同じですが、後面開放のために不要なバスレフダクトをガッチリと塞ぎました。
上に乗せた3連のシーメンストゥイーター
システム全景 準備完了しました。
準備が終わっておお客様が来られる前に愛好会会員で試聴中。
今回も宮崎の珈琲倶楽部さまのコーヒーを提供させていただきました。
宮崎市の平和台下にあります。
徳永二男(Vn) の『TANGO』 新富町文化会館で4月28日にコンサートがありました。
いつもお世話になっている 菩提樹=リンデンバウム 様
事前試聴に使った  バッハ 『ブランデンブルグ協奏曲』
こちらもお世話になっている 好日庵 様

宮崎JAZZDAY2018 プレ・レコードコンサート
   
今年も宮崎JAZZDAY2018 UNESCO430が開催されます。この前座としてプレ・レコードコンサートを4月8日、宮崎県企業局県電ホールで実施しました。
使用機器は以下のとおり
フォノカートリッジ DENON DL-103LC   オーディオテクニカAT33MONO 
トーンアーム SAEC WE506 ステレオ用   STAX UA-70 モノラル用
ターンテーブル TEAC TN-400
MCトランス オーディオテクニカAT-1000T ステレオ用   パートリッジ977 モノラル用
プリアンプ LUX CL35プリアンプ(改) 
メインアンプ VT-62シングルステレオアンプおよびWE300Bモノラルアンプ×2
スピーカー JBLエンクロージャー入り タンノイHPD (ネットワーク改造品)
当日演奏したレコード   
当日のプログラムはココ
宮崎県企業局 県電ホールきれいに晴れましたが、冬に戻ったような寒さでした。
県電ホール前のハナミズキも満開でした。
宮崎県企業局局舎の1階に県電ホールが有ります。
県電ホールのロビー
県電ホールのロビー
システム全景
事前調整に使用した 山下洋輔 クルディッシュ・ダンス  もっとクルド人に関心を持ちましょう
事前調整に使用した バッハ オルガン曲
事前調整に使用した ケニー・バレル&ジミー・スミス
事前調整に使用した 井上陽水 9.5カラット
スピーカーシステム
タンノイのユニットをJBLのエンクロージャーに入れたもの
コーン紙が破れて、エッジも劣化してボロボロになっていたものを修復しました。
スピーカー用ネットワークもオイルコンデンサやマイカコンデンサを使って改造してあります。(安楽会員)
ネットワークもこれだけ手を入れると格段に音が良くなります。
右側の黒いコンデンサはマイカコンデンサ WEのコンデンサも。
事前試聴に使った "ミスター・クラリネット" バディ・デフランコ 2014年に亡くなりました。
事前試聴した、マイルス・ディビス ディグ
VT-62/801Aシングルアンプ シャーシーから、サイドの板まですべて手作りです。(河津会員)
裏面から。   入力は3系統
リファレンスとして使用している300Bシングルアンプ(故木下会員)
事前調整に使用したスタン・ゲッツ&J・J・ジョンソン
事前調整に使用したマントヴァーニオーケストラ わがイタリア
ラックスCL-35 プリアンプ  内部はWEのコンデンサなどにより改造されています。(坂東会員)
オーディオテクニカのMCステップアップトランスAT-1000T 物凄い重量(水野会員)
LOWインピーダンス用とHIGHインピーダンス用のトランスが別々に内蔵されています。特にLOWインピーダンス用トランスの音質に定評があるようです。 今回はDL-103にHIGHインピーダンス用を使用しました。
銀製コードを使った手作りのRCAピンコード(水野会員)
MCトランスの2次側で試聴してみました。  解像度の高い音で帯域がグンと伸びます。その分、神経質に感じられる部分もあり、好みがわかれるところです。
モノラル用に使用したパートリッジ製MCトランス(BBCマイクトランス) (坂東会員)
プレーヤーシステム
ドイツFLUX HiFi社のスタイラスクリーナー針先を超音波でクリーニングします(針貝会員)
クリーニング中  プリアンプの電源は切って置きます。
事前調整に使用したCD 纐纈歩美
事前調整に使用したヘレン・メリル オリジナル盤
最後にお客様のご要望でそのシートを再生しました
貴重な音源です。予想以上の音質でした。
たくさんのお客様においでいただきました。
 ご来場、ありがとうございました。4月30日の、『山下洋輔SPECIAL QUARTET』によるコンサートにも、是非お越しください。 

宮崎市立図書館レコードコンサートの準備作業
『日本の抒情~トランペットと歌で奏でる懐かしき想い出
 2018.2.12


 平成30年最初のレコードコンサート『日本の抒情~トランペットと歌で奏でる懐かしき想い出』を実施しました。当日は熊本市川尻にあるオーディオショップ音楽舎様のご協力を得て、音楽舎オリジナルプリアンプや、約50年前のビクター製の真空管ステレオセット、更にはトライオード社製KT88ppアンプ『TRV-88SE』LUXMANのCDプレーヤー『D-05U』などたくさんの機材を持ち込んで頂いての試聴となりました。
 また、筑紫野市の日野様からお借りした『カンノ製MCステップアップトランス』の試聴も行いました。いずれも希少な機器でお客様も大変満足されたご様子でした。
  
当日のプログラムはココ
  
晴天に恵まれましたが、加久藤方面は路面凍結で通行止めになったようです。
音楽舎の最新型プリアンプ
マランツタイプのNFイコライザー方式
使用コンデンサーはArizona Capacitors製ブルーカクタスオイルコンデンサー
お問い合わせは下記『音楽舎』まで。
〒861-4106 熊本県熊本市南区南高江7丁目10−51
096-357-2219
クリスタルガラス製のケースで内部がすべて見えます。
入力は4系統。
珍しい(classic⇔Jazz)の切替スイッチがついていて、
これにより音楽のニュアンスが変わります。
クリスタルガラスの中にはミニチュアのサキソフォーンが設置されています。
こういう遊びは好きです。
真空管はJJ-Electronic製  JJ-Electronicはスロバキアの真空管メーカーで、昔はTeslaと言ってました。現在も精力的に真空管を作っています。ビンテージ管を除いて、現行品では最高の真空管と言えるでしょう。
抵抗はA&BとアムトランスAMRGを場所によって使い分け。
また、抵抗を並列使用するなどノウハウが詰まっています。
整流はショットキーバリアダイオードで高速化。
事前の試聴に使用した美空ひばり《ベスト盤》LPステレオサウンド社
1967年ビクター製 SSL-84B型ステレオのアンプ(レシーバー)部
画面上部がチューナー・コントロール部 下部がメインアンプ部
出力トランス、電源トランスが無いので軽量です。
なんと、OTL(アウトプットトランスレス)、PTL(電源トランスレス)です。
コストカットの為にこういう構成にしたのでしょうが、その技術力にビックリ。
この後、主流はトランジスター式に変わっていきますので、恐らく真空管式のステレオセットとしては最後期のもの。
メインアンプ部 30M-P27のSRPP OTL 400Ωで18W×2の出力
扱いが難しいOTLアンプを一般家庭用に製品として販売していたことに驚かされます。
OTLアンプ対応のスピーカー
低音20cm 中音9cm 高音5cm の3ウェイ インピーダンスは400オーム
  
OTLアンプ特有の下まで伸びた低音でとても20cmウーファとは思えない音でした。50年前(1967年製)の一般家庭用ステレオセットでこんな良い音がしていたのかと驚きました。
事前試聴に使用したLP 石原裕次郎と八代亜紀
上のLPと随分顔が違いますね
LUXMANのD-05u デジタルプレーヤー
事前の試聴に使用した 大橋純子「シルエットロマンス」 マスターCD-R
音楽舎様がオリジナルアンプ開発用に使用されているプロトタイプのプリアンプ
本アンプで実験・試聴を繰り返し、その音質・効果を確認したのちオリジナル製品に反映する。

このページ上部に記載の最新型プリアンプも本機で研究・試聴を繰り返して
製品化されています。
機能を確認するための切替スイッチが付いてます。 左側電源部と右側のフラットアンプ部
下面にはイコライザーアンプ部
マランツタイプイコライザー 真空管はJJ製
本プロトタイププリアンプにはMCトランス(タムラ)が組み込まれています。
MCトランスは個別にケーシングするよりも本機のようにイコライザーアンプに組み込んでインピーダンスマッチングおよび、負荷抵抗の調整をキチンとやった方が格段に音質向上が望めます。

手前は本番で使用したオルトフォンのカートリッジ (SPU-Classic )
ハイレゾ録音した菅佐知子さんのピアノ演奏も試聴しました。 
菅佐知子 小林市ホームコンサート
ホームコンサート当日のサインです。
CDやLPの加工された音と違い、自然な音で録音されていました。
DENON DP-3000ターンテーブルとグレースのトーンアーム
テクニクスSP10のDCモーターに対してこちらはACモーター
日本を代表するダイレクトドライブターンテープル
カートリッジはオルトフォンSPU-Classic
事前試聴に使ったLP 「SIDE by SIDE 2」八城一夫
コンサートでかけたLP 倍賞千恵子 「にっぽんの歌 第一抄」
いつも使用している愛好会のレコードプレーヤー
比較試聴したLCRイコライザー (安楽会員)
LCRイコライザーの電源部
コンサートでかけたニニ・ロッソ 「Melodies of Youth」
コンサートでかけた「西田佐知子抒情歌を歌う」
コンサートでかけた「園まり ふるさとを歌う」
カンノ MCトランス スーパーパーマロイコアを使ったトランスです。
筑紫野市の日野様からカンノ製MCトランスをお借りして使用しました。
使用カートリッジはPhaseTech P-1G    MCトランスはLOWで使用
いつも使っているFRの XF-1と比較試聴しました。
スーパーパーマロイコアの特徴か、高音部が美しく余韻がよく響きます。
低音にも一本芯が通った感じで、解像度の高い音です。
事前試聴でかけた岩崎宏美の「島原の子守歌」
事前試聴でかけた 倍賞千恵子
トライオード TRV-88SE  音楽舎はトライオードの代理店でもあります。
保護カバーを外したところ
準備作業中
設定が完了しました。コンサートでは2系統のシステムで聴いて頂きました。
前半
フォノカートリッジ フェーズテックP-1G
トーンアーム オルトフォンRMG309
ターンテーブル ガラード401
MCトランス カンノ 
プリアンプ 音楽舎 最新型プリアンプ
メインアンプ トライオード TRV-88SE  KT88プシュプルアンプ
スピーカー アルテックVOTT A7 (一部改造品)
後半
フォノカートリッジ オルトフォン SPU-Classic
トーンアーム グレースG540?
ターンテーブル DENON DP3000
MCトランス 音楽舎プリアンプ内蔵 タムラ製トランス 
プリアンプ 音楽舎 商品開発用プロトタイププリアンプ
メインアンプ 約50年前のビクターステレオセットのメインアンプ部
30M-P27(30A5互換)のOTLアンプ
スピーカー ビクターステレオのスピーカー 3ウェイ 400Ω
準備完了 お客様を待つばかり。
午後1時半のスタートでしたが、予定時間前から熱心なお客様が。
コンサートでは80名以上のお客様にお越しいただきました。
可愛いお客様もいらっしゃいました。  
また、来てね。

第2回追分分校レコードコンサート 2017.12.10
  
 2017年12月10日、児湯郡新富町立富田小学校、旧追分分校で第2回レコードコンサート『なつかしの青春歌謡』を実施しました。宮崎真空管アンプ愛好会は10月に特定非営利活動法人(NPO)として認定を受け、これを記念して実施したものです。当日は小雨が降る肌寒い天候でしたが、熱心なお客様にご来場頂き、会場はいっぱいになりました。北原謙二の「さよなら さよなら さようなら」から、倍賞千恵子の「さよならはダンスの後に」更にリクエストで松島アキラの「湖愁」までLPやEPのアナログレコードを25曲演奏しました。お客様は最後まで懐かしそうに聴いておられました。
 当日のプログラムはココ
  
今回も看板つくり
 
お客様が迷わないようにしっかりと取り付け
 
会場入り口
次回のためにリクエストなどのアンケート
  
学校ですね(笑)
椅子を並べて、会場作り
機器接続中
アナログフレーヤー(坂東会員)
カートリッジはDL103とDL103LC
UTC-C2080 MCトランス  解像度が高くキチッとした音(水野会員)
プリアンプは山口会員製作のNFタイプ
事前の調整・試聴に使ったSONY製ミキサー(水野会員) 上も下もよく伸びて帯域の広い音だが少し音が固い。
SONYミキサー用 アイソレーショントランス
STANTONのPHONOイコライザー 外付け用 (水野会員)
WE300Bシングルモノラルパワーアンプ(故木下会員作)
ロシアクラングフィルムスピーカを使用
三菱2S305の箱を後面開放で使用 重低音は望めませんが癖のない素直な音が楽しめます。
ツィーター シーメンス製
事前の調整に使用した ドミトリー・ホロストフスキー(ロシアのバリトン歌手)のCD
11月22日に脳腫瘍のため55歳で亡くなりました
事前の調整に使用した アンサンブルPiu のCD
由紀さおりのLP
事前の試聴に使ったLPなど
当日かけたLP  倍賞千恵子と本間千代子
当日かけた三田明/吉永小百合・荒木一郎・安達明・マヒナスターズ
梶光夫・山内賢/和泉雅子・田辺靖雄・三田明
松島アキラ・三条江梨子/浜田光男
北原謙二・吉永小百合
橋幸夫・舟木一夫
西郷輝彦

宮崎市立図書館レコードコンサート『ジャズジャイアンツ』の準備 2017.11.23 

 2017年11月23日勤労感謝の日、市立図書館レコードコンサート「ジャズジャイアンツ」特集を実施しました。前日の雨と打って変わって晴天となった中、たくさんのお客様にお越し頂きました。事前の機器調整ではオーディオリサーチ社の真空管式プリアンプや安楽会員の新作、STC12E1シングルアンプの試聴を行いました。
 レコードコンサートは坂東会員の担当で「ジャズジャイアンツ」による歴史的な名演を13曲聴いて頂きました。お客様は最後まで熱心に聴いておられました。
当日のプログラムはココ
オーディオリサーチ製真空管プリアンプ SP-8(水野会員)真空管式のプリアンプですが、中域から高域にかけて抜けが良く、現代的な音作りがされています。低域も充実していて、クラシックの延びる低音も余韻豊かに再生します。
 残念な事に、右チャンネルのレベルが低く、お客様に聴いて頂けませんでした。修理を急いでいますので近日中にお披露目できそうです。
上面
裏面
安楽会員の新作 STC(英国 Standard Telephones and Cables Ltd.)の12E1シングルアンプ
初段と2段目はウエスタンエレクトリックのWE396A 小さな可愛らしい双三極管ですが音が良いことで定評がある真空管です。ただ、この真空管もすっかり市場から姿を消してしまいました。カップリングコンデンサーはこれもウエスタンエレクトリックのオイルコンデンサ
このアンプ、元々は300Bシングルアンプだったもの。300Bシングルアンプのシャーシーとトランス類を利用して12E1アンプにリメイクしました。そのため整流管の表示が274A/5Z3になっています。ここでは5AR4を使用。
トランスはEXCEL製
裏面 WesternElectric のエンブレムが効いています。
事前の調整に使用したジャクリーヌ・デュ・プレ  エルガーのチェロ協奏曲
ケンペ/シュターツカペレのウィンナワルツ
スチューダーCDプレーヤー
WE300Bシングルモノラルアンプ レコードコンサートで使用 (木下会員)
マランツタイプイコライザーのプリアンプ(砂崎会員)
当日かけたデュークエリントン
偉大なる失敗作が銘盤になった。 モンクスミュージック こんな録音がそのままリリースされるのはJAZZなればこそ。
こういうものの価値を評価する(できる)米国音楽界の凄さ。
 それに比べて我が国は・・・
たぶん、市立図書館で初めてかけたオーネット・コールマン 
エラ&ルイ サマータイム。 最高です。
マイルス・ディビス 黄金のクインテット 全員が凄いプレーヤー
チャーリー・パーカー ウィズ ストリングス
モノラル盤にはモノラル用のカートリッジ フェーズメーションPP-MONO (針貝会員)
ジョニー・グリフィン
準備が終わって試聴中 お客様に満足して貰えるかな。
試聴中 (お客様が入る前)
関連図書 貸出ができます。ご利用ください。

宮崎市立図書館レコードコンサート『昭和の歌謡曲』SPレコードとLPレコードの競演 2017.09.18
 台風18号が宮崎地方を通り過ぎた翌9月18日、敬老の日レコードコンサートを実施しました。敬老のは毎回、昭和の歌謡曲を演奏していて、今回で6回目となります。今回は『SPレコードとLPレコードの競演』と題して、電気を使わない蓄音機でSPレコードを中心に聴いて頂きました。宝田明『美貌の都』から美空ひばり『津軽のふるさと』まで17曲をイギリス製"HIS Master Voice" The Gramphone Company HMV-130で聴きました。人の声の生々しさ、自然さは現代のオーディオ機器では絶対に再生することが出来ないでしょう。台風通過の翌日にも拘わらず会員と合わせて70名弱のお客様にお越しいただきました。ありがとうございました。
当日のプログラムはココ
アンプとスピーカー、更に蓄音機
当日かけたSPレコードフランク永井『有楽町で逢いましょう』
SPレコードで17曲、LPレコードで5曲聴いて頂きました。
ウエスタンエレクトリック製部品をふんだんに使った新作LCRフォノイコライザー(安楽会員)
出力はトランス出力で600オーム 使用トランスはウエスタンエレクトリック製 WE-160C
このトランスはWEのミキサーに使われているもので8Ωのモニター用出力もあります。
出力部の真空管はWE437A ほとんど市場で見かけなくなった貴少な真空管です。
ヤフオクにもほとんど出てきません。出品されてもものすごい価格になっているようです。
ウエスタンのコンデンサとルンダールのトランス
LCRイコライザーの要(かなめ)、1.8Hと45mHのインダクターにはエナジー製を使用
ケースに入れると音が詰まるので裸。しかも、フレーム類はすべて黒檀を使ってあります
このため誘導ハムを引き易いので配置や配線には注意が必要です。
本機は電源部を別に設けて万全のハム対策がしてあり、ハムは皆無です。

出力部には600オーム(3連)のアッテネーター
12AT7-12AT7-12BH7A(SRPP)の後に入れる600オーム変換用トランス
ルンダールLL1680(15k:600Ω)
抵抗はWEの板抵抗、RIAAを決めるコンデンサ類もWE製です。
WE160CトランスおよびWE437A真空管のクローズアップ
WE製ノンポーラーコンデンサ
入力はPHONO1系統のみ 潔いですね。
事前の調整に使用したダイアナ・クラール12インチアナログ盤
事前の調整に使用したLP。EVA CASSIDYの『Time After Time』
皮膚がん『悪性黒色腫』のため33歳の若さで亡くなったエヴァ・キャシディ
『Time After Time』12インチアナログ盤です。
愛好会へKT88シングルアンプをご寄贈頂きました。
長年使用されていなかったようでだいぶ傷んでいましたので、
使用可能なトランスなどを利用して回路設計を含めすべてリメイクしました。
改修前  トランス類はサビが浮いています。また、電解コンデンサはドライアップしていました。
トランスはすべてばらしてサビを落としたあと再塗装、コンデンサ類は総取替しました。

出力トランスはタンゴU-808 たいへん人気があるトランスです。
シャーシーは5mm厚のアルミ板で新調しました。これに木製の枠(ハカマ)を付けます
初段の真空管は717A、 日本人にとっては何かと因縁があるアメリカの爆撃機B29のレーダーに使われていた真空管です。
UL接続と三極管接続を切り替えるスイッチを設けました。
背面から。   シャーシーの構造上 入出力端子はすべて上面につけてます。
軽くNFBをかけて出力は約5W。これでしばらく安心して使えます。
事前の調整に使用したCD アン・サリー『ムーン・ダンス』 から蘇州夜曲
白血病のために48歳で亡くなったフェレンツ・フリツチャイの ドヴォルザーク
交響曲第9番『新世界より

RIAS交響楽団 1953年録音
  歴史的な名演です。
テンポの速い颯爽とした演奏
島倉千代子のLP
当日演奏したLP『ひばり世界を歌う』
当日演奏したLP『ひばりとシャープ』 
SPレコード演奏中  蓄音機は英国製HMV-130
お楽しみ頂けたでしょうか
ご清聴ありがとうございました。

宮崎市立図書館レコードコンサート『ジャズ入門 続・続編』の準備作業 2017.07.17
 梅雨が開けてうだるような暑さになった7月17日、海の日のレコードコンサートを実施しました。耳馴染みの良い曲・一度聴いたら忘れられないような特徴のある曲を集めて聴いていただきました。また、SPコーナー(SP=スペシャルコーナー?、SPレコードコーナー)として『ビリー・ホリディの奇妙な果実、I'll be seeing you』、『ペギー・リーのジャニー・ギター』、『ナット・"キング"・コールのプリテンド』を聴いていただきました。使用したアンプはプリアンプがハーマン・カードンのサーティションI(水野会員)、このプリアンプはマランツ7やマッキントッシュのC22に比べて流通量が少なく、現在となってはまさに幻の一品です。現在価格でも20万は軽く超えるでしょう。また、メインアンプはUV-211シングルアンプ(安楽会員)。既出のアンプですが整流管をウエスタンエレクトリック製の水銀整流管に変えるなど更なる高音質化が図られています。このUV-211シングルアンプを前半にまた、後半はLUXMANの名機MQ-68C(50CA10ppアンプ)(山中会員)を使用しました。このMQ-68Cは20年以上倉庫で眠っていて湿気により絶縁不良などが発生していたものを今回、修理・再生しました。前半はシングルアンプ、後半はプッシュプルアンプとしてその音の違いも楽しんでいただきました。
暑い中80名以上のお客様にご来場いただきまして愛好会会員と合わせると100名弱の入場者となりました。ありがとうございました。
当日かけたレコードの一部
ハーマン・カードン サーティションI  1950年代のプリアンプです。(水野会員)
正面から
背面  合理的な部品・端子レイアウト 
RIAAのロールオフとターンオーバーが別々に設定できます。
明るい音。まさにアメリカンサウンド。
事前調整に使用したレコード チャック・マンジョーネ
事前調整に使用したレコード リー・モーガン
前半に使用したUV-211シングルアンプ(安楽会員)整流管、初段管が変わりました。
電源部 水銀整流管の妖しい光。
アンプ部 トリウムタングステンフィラメントの電球のような光。
調整に使用した 鈴木章治 ロシアンフォークソングス 10インチLP
SPコーナーでは蓄音機でJAZZの貴重な音源を聴いていただきました。
ペギー・リー 『Johnny Guitar』SP盤  映画『大砂塵』から
ナット・"キング"・コール 『Pretend』
ビリー・ホリディ 奇妙な果実 SP盤アルバム COMMODORE RECORDS  貴重な音源です。
ビリー・ホリディ 『Strang Fruit』 奇妙な果実 
歌詞の内容はココ またはココ
ビリー・ホリディ 『I'll be Seeing You』   歌詞はココ またはココ
ビリー・ホリディ自伝 奇妙な果実 油井正一/大橋巨泉訳 お二人とも故人になってしまいました。
2016年下期に『蜜蜂と遠雷』で直木賞を受賞した恩田陸のサスペンス小説? 『クレオパトラの夢』
展示してある本は貸出ができます。受付にお持ちください。
事前調整に使用したLP レイ・ブライアント(サイン入り)
後半に使用したLUXMAN MQ-68C
ベストセラー機SQ-38FDの流れをくむ 50CA10プシュプルアンプでNFBの有無をスイッチで簡単に切り替えられます。切り替えた時にゲインの変化が無いように自動的にアッテネーターが入ります。
コンパクトな躯体でありながら25-30ワット/CH
事前の調整に使用した スチューダーA730
事前の調整に使用した 童麗  月亮花児開 大陸の人気民歌シンガーです。
プレーヤーはいつもと同じです。
JS PCオーディオ製 システムエンハンサー BPC-02 バーチャルアース
    バーチャルアースとは、従来アースは大地に接続することであったが、疑似的な素材をコンパクトな構造にして室内に設置することで本物のアースと同様の効果を得ようというもの。
効果が確認されたでしょうか?
暑い中、たくさんのお客様にご来場いただきました。
当日はMRTテレビ 『わけもん』の取材もありました。8月2日(水)19:56~放送予定です。
 

旧新富町富田小学校追分分校レコードコンサート 2017.5.28
   
 旧新富町立富田小学校追分分校は1947年(昭和22年)に開校、2012年(平成24年)に閉校になりました。閉校にはなりましたが運動場の芝生も綺麗に手入れされていますし、教室も懐かしい雰囲気がそのまま残っています。この追分分校の特別教室をお借りして初めてのレコードコンサートを実施しました。梅雨入り前の貴重な晴天の一日でしたが土屋良文町長をはじめ、たくさんのお客様においで頂きまして、スリッパやイスが足りなくなるほどの大盛況でした。
美空ひばり・春日八郎・島倉千代子・三橋美智也など昭和30年代の歌謡曲を中心に27曲演奏しました。更に、当初予定していなかったSPレコードも3曲演奏しましたがSPレコードの生々しい音に驚かれたご様子でした。
当日は宮崎市内、平和台下の珈琲倶楽部さまのご厚意で珈琲コーナーも設け、おいしい珈琲を飲みながらのコンサートとなりました。
珈琲倶楽部さまにはこの場を借りてお礼を申し上げます。ありがとうございました。
 
追分分校体育館
運動場の芝生が綺麗です
手作り看板
スピーカーシステム 左チャンネル
ロシアクラングフィルム製フルレンジスピーカー KINAP LOMO 4A32
マッチングトランス 音質改善の決め手
高音部補強のためのドイツ・シーメンス製のツイーター×3連 指向性を改善するために角度を付けてます
ウエスタンエレクトリックのコンデンサー1μF×2+フィルムコンデンサ0.2μFで低域のみカット
プレーヤーシステム (坂東会員)
当日かけたレコード 美空ひばり『ひばりとマドロスさん』 レアなレコードです
プリアンプ NFタイプイコライザー (山口会員)
メインアンプ WE300Bシングルモノラルアンプ(木下会員)
300Bは88年製 8839(1988年39週)
当日かけたレコード  今年4月12日に亡くなった ペギー葉山
『南国土佐を後にして』 10インチ盤 25Cm
設定完了
動作確認中
SPとLP
事前の調整に使用したラインアンプ(砂崎会員)
事前の調整に使用したスチューダー CDプレーヤー A730
当日かけたレコード 園まり『夢は夜ひらく』
喫茶店コーナー (宮崎市内 平和台下 珈琲倶楽部さま)
美味しい珈琲をどうぞ
当日かけたレコード日野てる子 『夏の日の想い出』
"His Master's Voice" The Gramphone Company 製蓄音機  (針貝会員)
HMVの原点 His Master's Voice
当日かけたSPレコード 美空ひばり『リンゴ追分』
当日かけたSPレコード 春日八郎『別れの一本杉』
当日かけたSPレコード 島倉千代子『りんどう峠』
SP盤  島倉千代子『りんどう峠』演奏中
針の種類によって音質が変わります
調整に使ったLP 村田英雄 10インチ盤 25Cm
調整に使ったLP 三橋美智也 10インチ盤 25Cm
当日かけたLP 春日八郎 『長崎の女』
こまどり姉妹『ソーラン渡り鳥』 10インチ盤 25Cm
宮崎日日新聞の取材も有りました
1曲演奏するごとに拍手を頂戴しました
最後まで、ご清聴ありがとうございました。
演奏内容(プログラム)

国際ジャズデイ・プレ・レコードコンサート 2017.4.1~4.9
     
MIYAZAKI INTERNATIONAL JAZZ DAY 2017  宮崎ジャズデイ2017ユネスコ430 のプレ・レコードコンサートを2017年4月1日から4月9日まで計4回、宮崎アートセンター5階会場で実施しました。同じフロアで『綾順博写真展』も開催されており、熱心なジャズファンに多数ご来場いただきました。4回の内容下記のとおりです。
4月1日(土) 往年のJAZZ名演特集 4月2日(日) [BLUENOTE]特集
4月8日(土) 日本のJAZZ特集 4月9日(日) 女性ボーカル特集
システム全体
アナログプレーヤー TEAC TN-400ターンテーブル (坂東会員)
後ろから
ステレオ用トーンアーム SAEC WE506 (坂東会員)
WE-506 ベース部
モノラル用トーンアーム STAX UA-70 (坂東会員)
ステレオ用 MCトランス FRT-4 (坂東会員)
モノラル用MCトランス 英国パートリッジ製マイクトランス (坂東会員)
ウエスタンエレクトリックのコアを利用したMCトランス(安楽)
演奏したレコード    アート・ブレイキー
71A出力CRイコライザー プリアンプおよびWE製外付けチョーク (安楽会員)
高音用アンプ WE300Bシングル (木下会員)
低音用アンプ マイケルソン&オースチン TVA-1 KT88pp
演奏したレコード  デクスター・ゴードン
チャンネルデバイダー Urei Model525 ステレオ2WAYで使用(木下会員)
クロスは600Hz
(疑似)バランス接続
演奏したレコード ララ・アンデルセン
スピーカーシステム(木下会員)
ピーヴィー(PEAVAY)の46Cmユニットを4本使用した低音用スピーカー (木下会員)
PEAVAY製スピーカーユニット
位相特性改善のために90度の角度をもって取り付けています。
4発を直並列接続 8Ω
中高音部
JBL2450Jドライバー 8Ω
振動版はRADIAN振動板に換装してあります。
山本音響工芸製ウッドホーン F350Ⅱ
アサダ桜集成材を削り出したホーンです。ウレタン塗装仕上げ
演奏したレコード  ヘレン・オコネル
演奏したレコード マリリン・ムーア
演奏したレコード グラント・グリーン
演奏したレコード ハービー・ハンコック
演奏したレコード  アンドリューシスターズ [すてきなあなた]
演奏したレコード ジャッキー・マクリーン
演奏したレコード カーメン・マクレエ
ご来場、ありがとうございました。

市立図書館レコードコンサート
『The Beatles』
特集 
2017.1.29
     
2017年1月29日、今年最初の市立図書館レコードコンサートは『The Beatles』特集でした。13時30分開始でしたが、13時過ぎたころからお客様が次々に来場されて、13時30分にはすべての席が埋まってしまい、補助イスまで出すことになり市立図書館AVルームは超満員になりました。結果的に愛好会会員を含めて114名のお客様にご来場頂きました。これは、当愛好会始まって以来最高の数となりました。コンサートでは昨年10月末に亡くなった故木下会員製作のWE300Bシングルアンプを使用してBeatlesの名曲29曲を楽しみました。Beatlesと共に青春時代を過ごされた同世代のお客様が多かったようですが、いつも以上に若いお客様が多く、Beatles人気の凄さを思い知らされました。
満員御礼
準備中 スピーカーの位置、方向を細かく調整。
事前の準備作業で試聴した三菱P-610 ロクハン(6インチ半)の名機です。 坂東会員
故木下会員製作のWE300Bシングルモノーラルアンプ。 1月8日に実施した当会10周年記念コンサートでも聴いて頂きましたが時間が短かったので今回はたっぷりと聴いて頂きました。このアンプは木下会員の旧作で押入れに眠っていたものを黒田会員の手で甦えらせたものです。今後、市立図書館レコードコンサートでのリファレンス機器として使用致します。
同じくWE300Bシングルアンプ裏面。 構成はWE262B-WE205F-TANGO NC-20インターステージトランス-WE300B 電源は80-タムラA4004チョークインプット方式平滑回路 平滑用コンデンサはドイツ製フィルムコンデンサ。真空管は全てDC点火。
これも木下会員の遺品VT-52プッシュプルアンプ 300Bよりも音が良いと言われるVT-52のプシュプルアンプです。事前の試聴で使用しました。
同じくVT-52プシュプルアンプの裏面。
当日のMC、山口会員製作のプリアンプ NF型イコライザー採用
アナログプレーヤー
事前の試聴に使用したステューダーA730  CDプレーヤー
今回、スピーカーコードは針貝会員製作のものを使用しました。 100年近く前のウエスタンエレクトリック社製トランス巻き線をほどいた黒エナメル線を9本束ねて周りに糸を巻き付けて更に蝋を溶かして固めてあります。気が遠くなりそうなくらい手間がかかっています。準備作業で従来使用していたスピーカーコード(これもウエスタンエレクトリック製)と比較試聴しましたが、一聴して"勝負有り"でした。
ビートルズ関連書籍
ビートルズ関連書籍
みなさん、最後まで熱心に聴いておられました。
ありがとうございました。

宮崎真空管アンプ愛好会設立10周年記念コンサート
 2017.1.8 県電ホール

    
 2017年1月8日(日)宮崎県企業局県電ホールにおいて、当会設立10周年記念レコードコンサートを開催しました。
真空管アンプと半導体アンプの聴き比べをはじめ、LPレコードとCD、ハイレゾとの聴き比べ、更に各種真空管アンプの聴き比べなどかなりマニアックな内容にも関わらず午前、午後合わせて80名以上のお客様においでいただきました。
 また、遠くは八代から『ラジオクロネコ』のご一同様にもお越し頂きました。 真空管アンプの修理でとても有名なお店です。 ラジオクロネコのブログ
当日の詳しいプログラムはココに有ります(PDFファイル)

当日のシステム構成図 クリックすると大きく表示します。(PDF)
準備中
準備中
使用したプリアンプ(砂崎会員)
アナログプレーヤー
CDプレーヤーはステューダーA730
ハイレゾ用に使用したレノボのパソコン SSD換装
三菱2S-305の箱を利用したスピーカーシステム 宮崎市立図書館ではアルテックA7を使っていますが、出前コンサートではこのスピーカーを使用しています。ユニットはロシアクラングフィルム製 後面開放型
ウーファ、ツィーターそれぞれにマッチングトランスを入れてます。逆起電力抑止に大きな効果。
シーメンスのツィーターを追加
アナログプレーヤーとCDプレーヤー
準備が終わって試聴中
レコードコンサート 第一部開始 
雨の中たくさんのお客様においで頂きました。
 CDとアナログレコードの音の違い、聴き取れましたでしょうか 熱心に聴いておられました。
比較試聴したアナログレコードとCD
比較試聴したアナログレコードとCD  PCM録音レコードとゴールドCD
比較試聴したアナログレコード(重量盤Final LPシリーズ)とCD   
真空管アンプと聴き比べを行ったLUXMAN-06α A級で55W+55W
6384ppモノラルアンプ(山口会員)
6384ppモノラルアンプ(山口会員)別方向から
2A3sステレオアンプ(安楽会員)
12E1sステレオアンプ(山口会員)
AD1sステレオアンプ(平野会員)
故木下会員の遺品レコード
休憩時間 近くで真空管アンプを見て頂きました。
いろいろと質問をお受けしました。
故木下会員のご遺族様と。
50シングルアンプ(黒田会員) 6384プッシュプルアンプ(山口会員)
PX25シングルアンプ(河津会員) KT88プシュプルアンプ(砂崎会員) 
WE300Bシングルおよび2A3シングルアンプ(安楽会員)
PX25シングルアンプ(河津会員)とKT88プッシュプルアンプ(砂崎会員)
12E1シングルステレオアンプ(山口会員)
AD1シングルアンプ(平野会員)
KT88ppアンプ(砂崎会員)とWE300Bシングルアンプ(故木下会員)
DAコンバーター(河津会員)と半導体アンプ(瀬之口会員)
PX25s  6387pp  50s
真空管を手に取ってみて頂きました。
撤収作業中
撤収作業中 お疲れ様でした。
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